キン肉マン超人大全 ～へのつっぱりはいらんですよ！～

元はネイティブ・アメリカンのチェロキー族の青年、つまり人間だったジェロニモです。
人間だった時の名前は『ジェロニモ・ヤング・マクダニエル』と言い、物心が付く前に両親を亡くし、1歳年下の妹のエイミーと共に暮らしていました。
少年時代に超人（スーパーマンロードの神）に命を助けられ、それ以来超人に憧れを抱いていました。
そして超人に恩返しをすると言って故郷の村を出発し、悪魔六騎士との戦いに参戦しました。

黄金のマスク編では、初登場にしてウルフマンの髷を切り落とすという見せ場を与えられ、読者の期待を高めます。
そして五重のリングで（ずうずうしくも）最上階に陣取り、『地獄めぐりNo.6・砂地獄』で敵のリーダー格であるサンシャインと対決しました。
人間であることを隠したまま超人以上の超人魂を見せ、アパッチのおたけびでサンシャインを撃破すると言う大金星を挙げました。
この後、人間であることをカミングアウトして、ジェロニモは死んでしまいました。
しかし悲しいかな、このときがジェロニモの格闘人生のピークです。

テリーマンの助力を得てスーパーマンロードの試練を乗り越え、本当の超人となってジェロニモは復活しました。
そしてテリーマンとニュー・マシンガンズを結成して宇宙超人タッグトーナメントにも参加しました。
しかし未熟さゆえにチームの足かせとなり、サンシャインの呪いのローラーをまともに喰らってしまいます。
結局はぐれ悪魔超人コンビには敗れてしまい、アシュラマンの改良阿修羅バスターでボロボロにされてました。
手足をブチ切られて死ぬんじゃないかという程の大怪我を負いましたがドクター・ボンベの手術によって回復し、彼の助手としてキン肉マンの左腕の手術を手伝いました。

その後、いつの間にかハワイに渡り、ジェシー・メイビアからハワイ超人ヘビー級のタイトルを奪取。
キン肉星王位争奪編では、マンモスマンに不意打ちされて重傷を負ったウォーズマンの代役としてキン肉マンチームに参加しました。
そこで完璧超人ジ・オメガマンと対戦し、特に見せ場もなくやられてしまいました。
さらに不幸は続き、『超人予言書を燃やしたらどうなるか？』の実験台にされ、この世から消滅してしまいました。

完璧・無量大数軍編ではストロング・ザ・武道にいきなり口内にパンチを喰らい、ダルメシマン　→　ターボメン　→　クラッシュマンに次々と連続攻撃を受けてやられました。
さらに完璧・無量大数軍の第二陣にもジャック・チー　→　マーベラスの連続攻撃を受けてやられました。
なんかもう散々な扱いです。

ウルフマンの引退断髪式では、「オラが二度もあなたの髷を切ることになるなんて」と、かつての断髪を思い返していました。

結局、超人になってからの戦績はパッとしないジェロニモでした。

悪魔将軍にダブル・アーム・スープレックスを食らったときに、もう一人のジェロニモがそれを見ていたのには笑いました。
いくらゆでたまごだからと言っても、適当すぎます。

キン肉マンⅡ世での活躍

キン肉マンⅡ世ではヘラクレス・ファクトリーの教官として登場し、若き正義超人を育てていました。
そしてデッドシグナルの卒業試験の相手として戦い、当然のように負けました。

究極の超人タッグ編では当初はザ・マシンガンズのセコンドを勤めるも、世界五大厄を倒すために、ブロッケンJr.とテガタナーズを組んでリザーブマッチに参戦します。
怪我を押しての参戦でしたが、やはりいつものごとくかませ犬となり、敗れました。
だいたい、怪我はドクター・ボンベに治してもらったはずでは…。